(1)s2flex2ってなに?

ナメたタイトルですみません。
既にご存知の方、たくさんいらっしゃいますし、
S2Flex2 - AMF3Gateway with DI Container -がありますので今更説明不要ですよね!


私がFlex始めたときにS2Flex2についてよくわかったのはこの資料(たぶんSeasarカンファレンスの資料)でした。
http://event2.seasar.org/sc2006autumn/Session/SC2006Autumn_C3_S2Flex2.pdf
未だお会いしたこともないのに個人的にも本当にお世話になりまくっているnodさんの資料です。


さて、一応S2Flex2の位置付けだけでも書いておこうと思うのですが、


Flex2(Flash9でもいいと思うけど)は、サーバーサイドとのデータ通信を前提として作られておりまして、Adobe独自規格のAMFやRTMPでサーバー側と通信します。
それ以外にもREST(XML over HTTP)やSOAP、ソケットでも通信ができます。


サーバーサイドと通信を行う処理を一から書いていては大変ですので、いろいろなツール(ん?ライブラリ?)を利用します。
S2Flex2は、いくつかあるサーバー連携ツールの一つです。AMFを使用して通信しています。具体的にはサーブレットです。


特徴は、Seasar2なので、Seasar2を利用したjavaアプリケーション(サーバーサイドね)との連携が非常に容易である点です。
最近では、Dolteng(Eclipseプラグイン)にもS2flex2が組み込まれて、導入もとても簡単になると思います。


代表的な?サーバー連携

  • Flex Data Serviceは、幅広く使えます。またAjaxとのブリッジもあるようです。データプッシュも可能です。
  • Red5は、FMSのオープンソース版?だと思います。主にオンデマンド配信やリアルタイムストリーミングに使用します。
  • AMFPHPは、AMF通信をPHPで実装しています。お手軽です。

用途に応じて使い分けるのが良いと思います。


S2Flex2は大きく分けてas側とjava側のライブラリがあります。
前者はs2flex2-components.swc、後者はs2flex2.jar(s2flex2-tiger.jar)として配布されています。
ライセンスは、たぶんSeasar2と同じApache License, Version 2.0だと思います。


あたりまえですが、
前回までのCairngormとは違って、S2Flex2はいちいちクラスの構成を知らなくても使えますが、
私自身のAS3の勉強のため、いちいちクラスの構成を追ってゆきたいと思います。


このシリーズは、
最初にs2flex2-components.swcを覗いてゆきます。
次に、java側を少しだけ覗いてみます。
その後、S2Flex2を使って何か作ってみたいと思います。
期間は約1〜2ヶ月程度だと思います。
予定は未定です。



次回は、s2flex2-components all classes です。